【遺産相続冒険譚】ティティの奇妙な冒険 ~矜持と高楊枝~ 第12話

オレはハッピーを集めるために働いているんだよ。

感謝と信用の形がおカネなんだからさ。

そのためにいちばん大事なことってさ。

やっぱ信頼関係でしょ。

信頼関係が結べない相手とはどうあってもお互いハッピーになれない。

ま、ひらたく言うと、イヤだと思う人からの仕事を引き受けること、これは絶対にダメなんだよね。

仕事といってもつきつめれば人間同士のコミュニケーションだもの、やるからにはお互いにハッピーにやりたい。

その関係ができないなら、お互い不幸になる・・・。

イヤだったらさ、こっちも引き受けなくたって良いんだよ。

オレもサムライの端くれだ、だれに忖度しなくちゃいけないわけでも無いんだから。

別に君を求めてないけど、、、

ドルチェ&ガッバーナのその香水のせいにしてティティはひとり悔やんでいた。

仕事を安請け合いしてしまった。

相続税の申告に飢えていたのかも知れない。。

そのせいで抱え込むストレスについて軽んじていた。

・・・くそう、なんでオレはこんなに弱いんだ、、、。

ホームページを見てこられるお客さまにはいろんな方がいる。

それこそ玉石混交だ、注意してフィルタをしっかりかけるべきだった。

電話での違和感、初回面談のときの違和感。

心に引っかかる物言い、相手へのリスペクトが感じられない態度

突然荒げる声、抑えきれない怒りの感情。

悪意が無いがゆえに、その言説の刃に容赦が無い。

無意識だからか、よく刺さるぜ。

自分に甘く他人に厳しい。

報酬を高めに言って断ればよかったのに、、、それも出来なかった・・・。

でも見てよ今のぼくを

くずになったぼくを

目先のちっぽけな報酬にタマシイを売ったのさ・・・。

生活のためとかそんなの勝手に自分で言い訳してただけだ。

そんなことよりかっこよく活躍しているゼーリシのほうが良いに決まってる!

これは教訓だ。

この経験をしっかりと次に活かさなければならない。

なにもお客さんは性格の良いイガワハルカじゃないとダメってわけじゃない。

普通で良いんだよ。

でもここで、あらためて宣言させてもらうよ。

今年からははっきりと、イヤなお客さんはお断りさせてもらいます!

ドドン!

To be continued…

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    この記事を書いた人

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    塚本 晃行(つかもと てるゆき)

    公認会計士・税理士
    三木市出身、神戸市育ち、西宮市在住の兵庫っ子。
    1980年生まれ。
    大阪梅田で相続税申告・対策メインの税理士・公認会計士のお仕事をしてます。