神戸市指定有形文化財「旧乾邸」に行ってきました!

神戸市東灘区にある市の有形文化財「旧乾邸」の観覧会に行ってきました。

普段は公開されておらず、年2回の短い期間だけ一般公開されます。

 

 

一度は見てみたい超上流階級の世界。

やれタワマン最上階だ、高級車だなんだという中途半端な金持ち(といっても凄いですが。。)よりもワンランク上の世界、しっかりと堪能させていただきました。

 

正門前。すでにオーラがはんぱない、学校みたいですね。

 

それでは行ってみましょう。

目次

神戸市指定有形文化財「旧乾邸」

 

乾新治氏(乾汽船株式会社(一部上場)創業者)の自宅です。

昭和10年(1935年)ごろに建築されました。

約85年前になります。

 

敷地は約1,200坪(3870.5㎡)。

主屋は延床面積が720㎡、地下1階地上3階。

これが個人宅だなんて。。

 

南側のお庭からの主屋の様子。アシンメトリーなのが好き。

 

建築費は当時のお金で45万円ほど費やしたとのこと。

現在の価値はよく分かりませんが、他のHPなどの情報では20億円以上とのことです。

 

木材はほとんどチーク材、入り口には当時は珍しい硬化ゴムのタイルなど、上質な素材をふんだんにつかった贅沢な造り。

「ほぇ~、はぁ~、すご」というしかありません。

 

ちなみに色んな映画やドラマのロケ地としても使用されているとのこと。

そりゃそうでしょうね、スゴイですもの。

 

もう一枚。紅葉と旧乾邸。

 

車寄せと玄関。

 

車寄せ。向こう側が正門です。

 

お客さま用の玄関。

 

お客さま玄関入ってすぐのところにあるモチーフ。これは乾新治氏がヨーロッパで気に入って買い付けてきたものであるとか。

 

玄関ホール。タペストリーもそれを掛けている槍みたいな棒も当時のもの。階段もチーク材を削りだして作られたらしいです。

 

玄関ホールを2階から撮影。ホールの模様は硬質ゴム。これも当時のまま。

 

天井の梁。葡萄の房のマークは縁起の良いものとされ、屋敷のところどころにありました。

 

ゲストルーム。2階まで吹き抜け。シャンデリアとステンドグラスと暖炉とピアノ。

 

ゲストルームの絵画は神戸の画家、小磯良平氏のもの。

 

暖炉の模様も葡萄。

 

食堂の調度品も葡萄。

 

階段の手すりもおしゃれ。

 

3階にあるパーティルーム。撮影が下手すぎて全貌が分からない。。。

 

パーティルームからの景色。神戸の眺望がばっちり。

 

お庭にあった壁泉。羊のモチーフから水が出るのかな。

 

主屋の横にある蔵。中には入れません。手前のビニールシートの場所には茶室の棟があったそうですが、1995年の震災で壊れてしまったとのこと。

 

綺麗に手入れされたお庭、小さい川と石燈篭。

 

まとめ

 

建築物にあまり詳しくない私でも凄さが良く分かる建物でした。

しかしまぁ写真のヘタなこと。。

200枚以上は撮ったのに、ほとんど使いものになりませんでした。

 

神戸にもっともっと勢いのあった時の素晴らしい文化、阪神間モダニズム。

こういったものは出来るだけ後世に受継いでいってほしいですね。

 

 

ご興味のあるかたは是非、実物を見に行ってみてください!

 

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この記事を書いたひと

塚本 晃行(つかもと てるゆき)
塚本 晃行(つかもと てるゆき)公認会計士・税理士
三木市出身、神戸市育ち、西宮市在住の兵庫っ子。
1980年生まれ。
大阪梅田で相続税申告・対策メインの税理士・公認会計士のお仕事をしてます。