こんにちは。大阪梅田で税理士をしている塚本です。
今日、7月1日はその年の路線価の発表日です!
路線価というのは、道路につけられた値段のことで、その路線に面している土地の相続税評価の基準になる大事な指標になります。
世の中の経済実態などを反映して、値段が決められており、年1回更新されます。
ちなみにわたしの独立記念日でもありますが、それよりも路線価のほうが皆さんの気になるところでしょう。
早速、阪神間の主要都市部について見ていきましょう。
(梅田の阪急百貨店前です。)
阪神間の主要都市部
大阪梅田の事務所周辺 最高1,600万円 前年比27.4%UP!
大阪梅田の阪急百貨店前の道路が、
前年1,256万円 → 1,600万円(344万円増、前年27.4%UP)
となりました。
路線価は平米単価になります。
ここに100㎡(約30坪)の土地をその路線前に持っているとすると、それだけで1,600万円×100㎡=16億円の財産を持っているということになります。
塚本晃行税理士事務所前の道も、
前年 758万円 → 896万円(138万円増、18.2%UP)
となっております。
先日のG20大阪サミットもありましたし、現在、大阪の街は調子が良いようです。
テナントの賃料に跳ね返らないか、心配です。。
神戸三宮の周辺 最高490万円 前年比25%UP!
神戸市三宮町1丁目、三宮センター街の入り口付近ですが、
前年 392万円 → 490万円(98万円増、25%UP)
となっております。
阪急神戸三宮駅前の再開発工事などもあってか、伸び率は大阪梅田以上になりました。
神戸三宮は大好きな町ですので、嬉しいですね。
高級住宅街の代名詞 JP芦屋駅前 最高76万円 前年比5.6%UP
JR芦屋駅前の北側道路が、
前年 72万円 → 76万円(4万円増、5.6%UP)
となっております。
この辺りも人気のエリアですので、やはり上がっていますね。
住宅街はあまり影響なし。安心してください
私の自宅前(西宮市某所、駅から自転車10分くらい)も調べてみました。
前年 13万円 → 13万円
変動なし。
ついでに、私の実家前(神戸市某所)も調べました。
前年 15.5万円 →15.5万円
変動なし。
住宅地においては、周辺の取引事例が活発にでもならない限りは、そうそう変動はしません。
なので、いきなり25%も相続財産が増えちゃうかも!?などの心配は不要かと。
一方、駅前のタワーマンションなどは毎年注意が必要ですね。
路線価が発表される前の相続税の申告はどうする?
路線価はその年分の申告に対して適用されますが、発表は毎年7月にされます。
ですので、年の前半では路線価はまだ分からない状態なのです。
では、2019年の1月に亡くなられた方の相続税の申告は、どうすれば良いのでしょうか?
答えは、
路線価が出るまで待つ!ということになります。
相続税の申告期限は、相続開始を知った日から10ヶ月以内です。
1月に亡くなられた方の場合は、11月中までの申告になりますので、そこまで待ってから申告を行ってください。
昨年の路線価を用いた概算値で、相続税の申告を出来なくは無いです。
ただ、新しい年分の路線価が昨年から変動していれば、結局、提出し直しになってしまいますので。
税理士的には7月の路線価が出るまでの間、ひと呼吸おいてじっくりと財産評価に時間がかけられるので、ありがたいんですけどね。
参考HP