税理士が独立1年目から良い立地で開業することのメリットデメリット

今はPCさえあれば、どこでも仕事が出来る時代です。

自宅でもカフェでもシェアオフィスでも。

 

そして、どんな業種であれ独立当初はほとんどの方が自宅で始められるでしょう。

実際に、会計士・税理士業界の偉大なる先人たちも、今でも自宅でされている方も多いかと思います。

 

きっと時代の流れには反している。

私は2018年7月の独立当初から、大阪梅田の中心地で事務所を開業いたしました。

正直に申し上げると、先輩の士業の方からありがたいお誘いを受けて、一緒に力を合わせてやっているので、完全にひとりでの独立開業というわけではありません。

それでも、看板を掲げて己の力で仕事を取っていっているのです。

 

そんな事務所のアクセスは、以下のとおり。

地下鉄谷町線「東梅田」駅 2番出口から徒歩1分

阪神本線「梅田」駅 東口から徒歩2分

地下鉄御堂筋線「梅田」駅 14、15番出口から徒歩3分

JR各線「大阪」駅 南口から徒歩5分

すべて地下直結のアクセスのため雨にも濡れません。

 

ここはあえて逆張りの戦略ということで、1年目から良い立地で独立開業することのメリットデメリットをまとめてみました。

目次

メリット

信頼される

 

税理士その他の士業にとって「信頼される」ことは生命線です。

信頼が無ければ誰もその人に仕事を頼もうとは思いません。逆も然り。

信頼されるからこそ、お客様が価値を感じてお金を払っていただけます。

 

私は相続税専門税理士です。

基本的にお客様とは一期一会のお仕事になります。

初めて会うお客様にとって、不便な場所の古い雑居ビルの一室か、アクセス良好な綺麗なビルの一室であれば、「信頼され」やすいのはどちらか言うまでもありません。

 

もちろん、「信頼」はその後の行動で示していく方が大事です。

ですが、それでもやはり事務所はその人の顔を表している面もあり、信頼を担保する強力な武器になります。

 

お客様が来やすい

 

お客様が足を運んでいただきやすいかどうかも、事務所の決め手のひとつになります。

メールやレターパック等でやり取りが出来るとはいえ、フェイストゥフェイスでお話したり、資料のやり取りをすることは非常に大事なことです。

その街の中心地に近ければ近いほど、そうやって足を運んでいただきやすくなるため、お互いに満足度の高い仕事が出来るのではないでしょうか。

 

自分が通いやすい・テンションを上げやすい

 

自分が毎日通う場所であるからこそ、通いやすさにはこだわる必要があるといえます。

人生の大半を過ごす場所です。その往復時間だけでも相当なものになります。

だったら自宅開業にしたら、と言われてしまいそうですが、どうしたって自宅は自宅。プライベートと切り離すことは不可能です。

だらけるなと言われても、誰だって絶対にムリでしょう。

その点、立地が良くて綺麗なオフィスであれば、周りもパリッとしたビジネスマンや綺麗な人なんかも居たりして、自分も負けるかとテンションを高めることができます。

 

セミナーが出来る

 

事務所には会議室が2つあります。

大きいほうでは10名程度ゆったりと座ることが出来ます。

相続にまつわるセミナーはお客様の最もプライベートな部分に密接します。そのため、小規模で一人ひとりとの距離感が近いほうが向いているといえます。

アクセスが良好で事務所も綺麗であれば、わざわざお金を出して貸し会議室を借りなくとも、そこで開催すれば良いのです。

 

すみません、偉そうなことを言って。これは自分に向けた戒めでもあります。

今年こそはセミナーを開催します。

 

デメリット

家賃は高い

そうです、高いです。

99%の方がこの理由から良い立地、綺麗な事務所での開業を諦めます。

 

はっきり言って高いです。

中心地からすこし離れて、駅徒歩10分程度、築30年くらいのビルと比べると、坪単価で3倍以上は違います。

 

そして、このコストは事務所に居る間ずっとかかり続ける固定費ですので、その分、儲けが出るまでのハードルが高くなります

 

だからこそ頑張れるのですが。

信頼も得やすいしお客様が来てもらえる可能性も格段に上がりますので、単に固定費だから削るべき、というのは早計かと。

 

そのわりには広くない

上で坪単価の話をしてしまったので、そういうことです。決して広々したスペースが取れてる、という訳ではありません。

 

だからこそ私は省スペースの必要性に、問題意識を持っています。

そのためペーパーレス化に意識を向けることが出来、結果的に作業効率も上がってるので、これはこれで有りかなと思ってます。

 

儲かっていると思われる

 

同業者や営業目的で来た人には、たまにその様に思われるようです。

儲かってません。必死のパッチの独立1年目です。

ただ、戦略として、事務所立地を良いところに選んだだけです。

 

幸いお客様は素晴らしい方が多く、その様に思われたり、それで値引きを要求されたことなどはありません。

 

まとめ

メリット

・信頼される

・お客様が来やすい

・自分が通いやすい

・セミナー開ける

デメリット

・家賃が高い

・広くはない

・儲かってると思われる

 

今はPCさえあれば、自宅でもカフェでもシェアオフィスでも仕事ができます。

ただ、実際に良い立地で開業できるチャンスがあれば、その可能性にかけてみるのも悪くないな、と思います。もちろん条件次第ですが。

 

そもそも失敗しても、死にませんし。借金を抱えるわけでもありません。

だったら一度くらい良い場所でやってみても良いんじゃない?と思うのです。

 

 

梅田中央税理士事務所の詳しい

事務所概要・アクセスはこちらから

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この記事を書いたひと

塚本 晃行(つかもと てるゆき)
塚本 晃行(つかもと てるゆき)公認会計士・税理士
三木市出身、神戸市育ち、西宮市在住の兵庫っ子。
1980年生まれ。
大阪梅田で相続税申告・対策メインの税理士・公認会計士のお仕事をしてます。