相続税の税理士としての心構え 「旅人を動かすのはいつだって太陽。北風では長続きしない。」

仕事をするときに心がけている言葉のひとつです。

有名なイソップ寓話から自分なりにアレンジしました。

 

旅人とは、周りの全ての人のことです。

お客様でもあり、こちらがお金を払う店員さんでもあり、電車で隣りに座っている方でもあり、そして税務署の職員でもあります。

太陽とは、やりたいこと・暖かな心・感謝の気持ちのことです。

北風とは、やりたくないこと・冷たい心・憎しみの気持ちのことです。

 

税務署の職員も人の子ですし感情もあるわけで、グレーゾーンで判断の余地が入る時には、そのときの感情がかなり作用することがあります。

そして税務調査の場においては、税法で定められていない事柄も多くグレーゾーンとして判断に委ねられる事象が結構あります。

 

その時に、調査の対象となっている人や税理士への心証が悪かったら、旅人(税務署職員)はどういう方向に結論が向いていくでしょうか。

襟をキュッとたてて、意固地になってしまうでしょう。

 

もちろん、税務署職員が理不尽な言動や間違った法令解釈をしているときは、毅然とした態度で立ち向かわなければなりません。

税務調査の際に税理士として心がけているのは、主張すべきところは適切に主張し、それ以外のところで先方の意見や人間性を否定することなく、あくまでも建設的な議論をすることです。

税法上クロなことはクロで、それをムリに覆すようなことはいたしません。

そういった要望のお客様はそもそもお断りをしておりますので。

 

威圧的な態度や、ましてや恫喝に近いようなことは絶対に避けなければいけません。

落ち着いた紳士的な態度で太陽として税務署と対話していくことが大事だと、彼らと話しをするたびに強く思います。

実際にグレーゾーンの交渉に関しては、ほぼこちらの要望する結果になっていると感じています。

 

ちなみにですが、弊事務所では全案件に「税理士による書面添付」を行っております。

当初の申告から携わった方の税務調査は、現時点(2019年2月時点)では1件もありません。

 

 

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この記事を書いたひと

塚本 晃行(つかもと てるゆき)
塚本 晃行(つかもと てるゆき)公認会計士・税理士
三木市出身、神戸市育ち、西宮市在住の兵庫っ子。
1980年生まれ。
大阪梅田で相続税申告・対策メインの税理士・公認会計士のお仕事をしてます。