相続税申告の実績

お客さまに安心してご依頼していただくために、わたしがこれまでに経験してきた相続税申告についての実績をご紹介いたします。

大手税理士法人 勤務時代

2016年 相続税申告 約10件  (約半年)

2017年 相続税申告 約30件

2018年 相続税申告 約20件  (約半年)

 

情報管理の観点から前職時代の正確な集計はできませんが、少なくとも常時5件以上は並行して相続税申告案件を抱えていました。上記は保守的に見積もった件数になります。

1件でも遅らせると次から次へと新規案件が来ますので、どうしてもスピード重視で対応せざるを得ないことはありました。

独立後

2018年 相続税申告 7件 生前対策 3件

2019年 相続税申告 5件 生前対策 2件

2020年 相続税申告 9件 生前対策 2件

2021年 相続税申告 6件 生前対策 3件

2022年 相続税申告 8件 生前対策 5件

2023年 相続税申告 7件 生前対策 1件(2023年下半期は受注停止期間あり)

独立後に申告件数が減っている理由

前職の大手税理士法人時代は、ほとんどの案件が金融機関(多くはメガバンク・証券会社)からの紹介で成り立っておりました。

そのため件数としてかなりの数を経験させていただくことができました。

 

いっぽうで独立後は、金融機関からの紹介案件は一切無くなりゼロからの新規開拓となりました。

申告させて頂いたのは、当ホームページをからお問い合わせいただいた方や縁あってご紹介頂いた方々になります。

 

通常、多くの税理士さんは年間2件程度しか相続税申告を行わない計算になります。

(相続税申告に係る被相続人数150,858件(令和4年分申告事績より)÷税理士登録者数80,000人≒1.9件程度)

その中にあって、わたしは独立後でも安定的な件数の相続税申告を行っております。

 

わたしは、お客さまとはご家族も含めて一生お付き合いできるような関係を築きたいと考えております。

大手税理士法人のように途中での担当者の変更はありません。

意見聴取および税務調査につきまして

自分の行った相続税の申告での意見聴取および税務調査の経験は1件になります。

 

2022年に、その前年に提出した相続税申告書に対して意見聴取および税務調査対応を行いました。

(過去に当初申告を担当していない相続税申告書の税務調査のみの経験はあります)

 

自戒を込めて、敢えて過去の調査指摘事項を残しておこうと思います。

修正箇所は2点。

① 「相続時精算課税制度」の申告漏れ

② 相続人(子ども)名義の定期預金の申告漏れ 印影が被相続人口座のものと一致

いずれも相続開始時より10年以上前に行われたことになります。

相続人には当初申告時にきっちりと趣旨をご説明して、相続時精算課税制度での贈与が無いこと、名義預金等が無いこと、いずれもしっかりと確認していました。

それでもやはり10年以上も前のこととなると相続人の方も失念していることもあります。

結果的にわたしも相続人の言葉を信じ、その旨の確認書には署名してもらったうえで、それ以上は確認することなく申告を進めてしまいました。

 

結果、意見聴取および税務調査となりました。

 

それでも、税理士による書面添付を詳細に記載して提出していたことから、税務調査官からの心証はとても良く、終始非常に丁寧な扱いを受けました。

税務調査自体も何点かの論点のみを伝えるだけで、弊社会議室にて1時間程度で済みました。

 

この経験を踏まえて、業務チェックリストおよび確認書の見直しを行い再発防止に取り組みました。

 

お客さまからは、税務調査につき当初は不安な声が聞かれました。

それでも、わたしが税務調査官との間に立ってすべての対応を行ったこと、

根拠のある説明と交渉でこちら側の意図を伝え結果的にそれ以外の事項が是認として認められたこと、

さらに長引かせること無く修正申告と納付までの段取りをつけたこと、

から終わってみれば感謝される結果となりました。

 

とはいえ税務調査はだれにとっても決して気持ちの良いものではありません。

 

わたし自身も判断に迷うときは、大手の相続専門税理士法人で審査部長を経験されたこともあるかたに審査をしっかりと行ってもらっております。

 

今後はさらにお客さまを安心させるべく、慎重に慎重に相続税申告業務を行っていきたいと考えております。